アルツハイマー型認知症

アルツハイマー型認知症は、認知症の疾患の中で一番多いタイプになります。認知症のはっきりとした原因はまだわかっていません。

わかっている範囲で答えるならば、脳の中で様々な変化が起こってそれにより脳の中にある神経細胞が急激に減ることで脳が萎縮して起こるものとされています。
脳が萎縮することで、その人の人格を崩壊したり、知能低下を起こしたりします。これが認知症と呼ばれる症状になります。

 

アルツハイマー型の特徴としては、
  • 物忘れなどの症状から始まりゆっくりと進行していくことにあります。
  • 過去の古い記憶についてはよく覚えているのですが、ほんの少し前の出来事、最近の出来事について忘れっぽくなるのが特徴です。
  • ですから毎日同じことを何度も聞いたり話したりします。
  • 抑うつや妄想から発症することもあります。
  • 運動麻痺や失禁、歩行障害など重度の症状は初期段階では起こりませんが徐々に発症していきます。

認知症であることを確認する方法として脳のCTをとるとかMRIをとるとわかると言いますが、これらの画像診断をしても正常値よりも若干脳が萎縮している程度の結果しかでません。

  • はっきりと認知症であることがわかるわけではありません。
  • あくまでも脳の萎縮程度を知るだけの目安になります。
アルツハイマー型認知症は発症年齢によって言い方や捉え方が違います。
  • 65歳未満の若年性発症のタイプをアルツハイマー型と言います。
  • そして65歳以上の老年期に発症するタイプをアルツハイマー型老年期認知症と呼びます。